ひまわり先生のひとりごと (2002年12月) 
  2002年12月4日
最近、NHKの「精霊流し」にハマっている。
シンガーソングライターのさだまさしさんの若い頃の話だ。
さださんの曲は結構大好きで、特に、「精霊流し」はヒットした当時から、
私の感性にとても合う曲だと感じて、随分聞いて、癒されたものだ。
実は、先日出版した「絶対しあわせに死ぬ方法」を書き上げるまでの間も、

「この本のテーマソング」
と称して、ずっと毎日聞いていたのも、さださんの「奇跡」という曲だった。

このドラマを見ていると、さださんの人生を通り過ぎていった
どの人が欠けたとしても、きっと「さだまさし」という人の現在はなかったんじゃないか
と思わせられる。
若い頃に大きな挫折を味わい、さらに、自分の周りの大切な人たちが、
あれだけ次々に、亡くなっていくのを見送らなければならなったからこそ、
あの名曲「精霊流し」が生まれたんだろう。
人の運命の糸というのは、数奇で、どんな風に絡み合っているか、わからないものだ。
人生って、誰でも死ぬ時に振り返ってみたら、
「よくぞまあ、こんな風に、うまい時期にこんなすごい体験ができたものだなあ」と思うのかもしれない。


話は変わるが、昨日は、芸大の定期公演を見にいった。
芸大の教官、卒業生、学生による定期公演なのだが、日舞あり、お能あり、
邦楽アンサンブルありの面白い会だった。
師匠が出るので見にいったわけだけれど、間狂言で出てきたのは、
なんとなんと、野村萬斎さん! 
プログラムは本名だったので、出てくるまで気がつかなかった観客も多かったみたい。
みんな、びっくりして、しげしげとプログラムを見直している人が多かった。


いやあ、今時、1800円で、あれだけのちゃんとしたお能を見られて、
他にも日舞や、邦楽も観賞できるなんて、とってもお得。
ついでに、ちまたではチケット入手困難な有名人の舞台まで見られるなんて、
お能にはなじみのない人にも、取っ掛かりとしてはいいんじゃないだろうか。


しかし、萬斎さんも偉いよね。
あんなに有名人になって、舞台に映画に忙しいのに、
ちゃんと本業もしっかり続けているんだから・・・。
相当、忙しく働いていて、その合間に、勉強もしているんだろうなあ。
たいしたもんだ。




  2002年12月16日
今年も余すところ、あと半月。月日が過ぎるのは、早いもんですね。
今年はひたすら、原稿書きに始まって、原稿書きに終わった一年でした。
来年は、もう原稿、あまり書かないぞ!

ところで、秋に出版した「絶対しあわせに死ぬ方法」の姉妹編、
「心に天使を育てる本(仮題)」の方も、ようやくめどがつき、
来年2月か、3月には出版できそうです。(やれやれ、ホッとしました)


「あなたに逢えてよかった!」のマンガを描いてくださった牧野和子先生が、
今回もマンガを担当してくださっています。
めちゃくちゃかわいいマンガに仕上がって、大、大、大、大満足です!
 とーーーってもかわいい本になりそうです。


そうそう、それから、来年明けに、NHKの「私はあきらめない」
という番組に出ることになりそうです。
文化放送のラジオに出る予定もあるし、来年早々は、久々にマスメディアの波がやってくるかしら??


ところで、もうじきクリスマス。
なんでもちまたのアンケート調査によると、女の子が彼にもらいたいプレゼントの平均金額が、
今年は5万円だったとか・・・。びっくり!!


そういえば、私の周りにも、「クリスマスだっていうのに
、毎年、彼から(だんなから)は、プレゼントの一つもない! 私って、不幸!」
と言っている人、多いなあ・・・。
確かに、「プレゼントをもらうのは、当然のこと」って思っている人には、
プレゼントのないクリスマスなんて、不幸極まりないものなのかもしれないけど・・・。


私は、その点とっても得な(?)性格。プレゼントはもらうより、あげる方が好き。

「このカードかわいい! これは、Oちゃんにあげたら、喜ぶかも…!」
とか、あれこれあげるときのことを想像しながら、プレゼント選びをするだけで、
超ハッピーな気分になれます。


プレゼントって、人に幸せ気分を味わってもらうためだけじゃなく、
自分自身が幸せ気分になるためにするものなのかもね。




  2002年12月25日
今日は、クリスマスですね。昨日のイブは皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか。
私は昨日はフラメンコ、今日は、お能のお稽古です。

ところで、我が家では、最近ちょっとした事件が・・・。
半月ほどくらい前、父が、「なんとなく、胸がちくちくして動悸がする」とかいって、
病院にかかり、「心肥大」と診断されて、利尿剤をもらってきました。内心、

「心因性の心臓病にそんな薬を出して、大丈夫かなー」
と思いつつも、「薬を飲んだら楽になった気がする」というので、
しばらく放っておいたら・・・。


以来、だんだん飲水量が増え、ふと気がつくと、
一日にサイダー1リットルくらい開けてるではないですか!
(今まで、そんなもの、飲んだこともないのに・・・)


こりゃ、絶対変だと思って、薬の袋をチェックして驚きました!

 通常量の2−4倍の量を飲んでるじゃありませんか!
 びっくりして、
「こんなの相当、重症患者が飲む量だから、もう一回病院にいって、
心臓の大きさは何%か聞いてきなさいっ!!
ついでに、「とても喉が渇くのですが、飲んでいて大丈夫ですか」って聞いてらっしゃい!」

と言って、病院に送り出しました。

それで、やっと、ちゃんとレントゲンを取ってもらって、測ってみたら、
案の定、心臓の大きさは、正常も正常!

医者は、「正常に戻りましたから、薬はやめましょう」と言ったそうな!
数日利尿剤を飲んだくらいで心肥大が治ったら、医者なんかいらないでしょうが・・・。
 
いやー、しばらくまじめにあの薬を飲んでたら、どうなってたことか・・・。
早く気がついたから、いいけど・・・。
電解質のバランスは狂いまくり、サイダーの飲みすぎで糖尿病になったら、どうするつもりなんだろう!


「こうやって、医者は、正常な人を病気にするのかもしれない」

と思ったら、背筋が凍りついた数日間でした。

みなさんも、薬にはくれぐれも気をつけましょう。
変だと思ったら、ちゃんとお医者さんに尋ねてみましょう。
お医者さんも人の子、間違えることがあるもんです。


今年も一年、いろいろお世話になりました。来年もよろしくお願いします。




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