ひまわり先生のひとりごと (2003年5月) 
  2003年5月12日
メインテナンス

連休に弟一家が遊びにきた。
一歳になる姪っ子も遊びにきたのだが、子供の潜在能力にはビックリさせられた。
言葉で会話ができなくても、大人の持っている「気」とか「テレパシー」のようなたぐいのものを
しっかり読んで、ちゃんと真似をしているからだ。


例えば、私は笑っているときに、ある種独特の「気」を発していることがあるらしいのだが・・・。
今まで、私の「気」に完全に共鳴した人は一人しかいなかった。
ところが、1歳にならない姪っ子が、完璧に共鳴しているのを今回発見したのだ!


いやー、子供は侮れない。
子供はこうやって、大人のすべてを吸収するんだと思ったら、とっても身を引き締められた。


親の中には、「言葉が通じないから、こんなことを考えていても、わからないだろう」
と思って、安易に子育てしている人も多いはず。
でも、子供はちゃんと、言葉にならない感情まで理解しているのだ。
そう思うと、子育て業は、半端じゃない仕事だと、しみじみ痛感した。


ところで、連休中は持病の膵炎がぶり返して体調が悪かった上に、
十分、休みが取れなかったので、先週は、ひたすら、ごろ寝モードに走っていた。


仕事帰りに、公園を散歩したり、休日の半日をボーっと千鳥が淵で過ごしたり、
近所の遊歩道でぶらぶらしたり・・・。

ともかく、ひたすら、自分自身のメインテナンスに時間をかけることにした。

こういう商売をしていると、自分のメインテナンスの大切さをしみじみ感じる。
実は、自分のメインテナンスがしっかりできていないと、
「不幸な出来事」をひきつけやすいからだ。
それになにより、人に大きな影響力を与える仕事をしている人ほど、
自己メインテナンスができてないと、周囲の人に与える被害も大きくなる。


例えば、小さな子供がちょっとイライラして、隣の子供にケンカをふっかけても、
社会への影響は小さいが、ブッシュ大統領がイライラして、
周りの人にけんかを吹っかけたら、国家を上げての大騒ぎになってしまうようなもの・・・。


でも、そういう社会の仕組みというか、流れというものをわかっている人は少ない。
そして、「自分の心を平穏に保つことよりも、まず、目先のお金のことをなんとかしなきゃ。
目先の出世をなんとかしなきゃ」ということに目がいってしまうために、
だんだん社会の歯車が、狂ってきてしまう・・・。


そういう「社会のゆがんだ流れ」を見ているととても悲しい気持ちになるけれど、
それが、人間の性ってものかもしれない・・・とも思う。




  2003年5月26日
小さな幸せ

大忙しの毎日が続いていましたが、やっと、独り言を更新する暇ができました。
 
少し前に、ある本を読んでいて、「世の中には、「絶対に避けられない運命」と、
「変更可能な運命」がある」と、書いてありました。

以来、「どれが避けられなくて、どれが避けられる運命なのだろう」
と、考えていました。

その答えが、週末に友人と話をしていて見つかったような気がしました。

避けられないことは、「その人の人生に起こるキーになる出来事」で、
「事故に合う」「病気にかかる」「誰かと出会う。別れる」「転勤、転職する」などというものです。

でも、「その出来事に対して自分がどう反応して、どう対処するか。
そして、その反応、対処の結果で起こってくる出来事」というものは、
ある程度、良いことにも悪いことにも変える事はできるようです。


例えば、「交通事故に遭う」という運命は避けられなくても、
自分が普段から、周囲にどのくらい注意をはらっているか、
起こった出来事をどう受け止めるかによって、

「事故の大きさ」「事故の後の不快感」は、変えることができるのです。

そういう「運命」の仕組みみたいなものがわかってくると、

「ああ、何が起こっても、幸せになるか不幸になるかは、自分の気持ち次第だし、
自分が乗り越えなければいけない課題が「運命の出来事」によって
、刺激されるんだなー」

と思えて、神様の計り知れない意図のすごさを感じる今日この頃です。

とはいえ、日々の生活の中では、やはり、ついつい起こった出来事に対して、
幸せよりは、不幸を見てしまいがちになるもの。


私自身も、だいぶ「幸せ探し」が上手になったつもりでいても、

「ああ、気がつかなかったけれど、こうすれば、もっともっと、「幸せ」の数が増えるじゃない!」
と気がつくことがいっぱいあります。人生は、幸せ探しの修行なのかもしれません。

なので、週末から、幸せ探しの道具を2つ、さらに、お部屋に増やしました。

一つは、ひまわりに相談にこられた方の何人かにお勧めしたグッズ。
「幸せ貯金箱」です。
ペットボトルとか、透明なビンなどに、その日見つけた幸せの量に応じて、お金を入れます。
普通の幸せのときは1円。ちょっといい幸せのときは、5円。
すごくいいときは10円。特別な幸せがあったときは100円。

貯金箱のお金を見るたびに、「ああ、私はこれだけ幸せが合ったんだ」と、
自覚できるのでいいかも・・・。


ちなみに、「ペットボトルをいつまでに、いっぱいにしよう」とかいう目標を立ててしまうと、
不幸な気分になるので、ひたすら、たまった小銭だけを見るのがコツです。


もう一つは、「幸せ実現グッズ」です。
「こうなったらいいなー」と思う目標を象徴するようなものを、
部屋の中のどこかにおいて、毎日眺めるようにします。
そして、あたかも、目標が実現したかのように振舞ってみると、
目標が実現しやすくなる・・・という、まあ、よくある願望実現の常套手段です。


私は、目標などを紙に書いたり、絵に描いて壁に張ったり、
それらしい写真を飾ったりして、日々の「お祈り」に使ったりしているのですが・・・。

ついつい、マンネリ化してくると、おざなりになってしまいます。
なので、時々、少し刺激的なものにチェンジしたりして、潜在意識を刺激するようにしています。

「♪幸せは歩いてこない。だーから歩いていくんだねー」という歌ではありませんが、
努力すればした分だけ、ちゃんと幸せは増えます。コツは、

「明日幸せになるために、今日は辛くてもがんばる」ではなく、
「今日、できる限り、幸せに過ごす」です。

「明日の幸せのために、苦労する」と、毎日苦労を重ねて、
10年経っても、苦労ばかりが足跡として残りやすいもの。

でも、「今日、とりあえず、幸せ!」なら、
明日も、明後日も、10年後も幸せです。

だからこそ、毎日の小さな幸せを大切にしたいものですね。




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