柴犬ルナ子のひとりごと (2003年) 
   2003年1月6日
あけましておめでとうございます!
今年もルナ子をよろしく!

皆さんは、おせち料理を食べましたか?
ルナ子もおせち料理は大好きです!
だって、純子姉が、おせちを作っているときから、いろいろ「あまりもの」をくれるしっ! 


じいはもっと親切だから、おせちをいろいろ分けてくれます。
えーーっと、かまぼこに、伊達巻、えびの尻尾に、なるとの端っこでしょ、
あ、そうそう、栗きんとんと、黒豆も食べたわ。ルナ子、結構、甘党なの。


でも、食べてばっかりじゃなく、ちゃんと、元旦に、初詣だって行ったわよ。

ほんとはストーブの前にいたかったんだけどね。
 
ところで、お正月には、お兄ちゃんと一緒に、赤ちゃんもきたのよね。
前に見たときは、ずいぶんちっちゃかったのに、今回は、ルナ子とタメを張ってたわねー。
でも、ルナ子、一応、お姉さんだから、ちゃんと相手をしてあげたのよ。
嫌だったけど、背中にも乗せてあげて、お馬さんごっこもしてあげたし・・・偉いでしょ?
そのうち、証拠写真を由紀子姉がホームページ用に作ってくれるんですって。

ところで、最近、朝が冷えますよねー。
ルナ子は、寒がりなのわかっているはずなのに、夜は、底冷えのする玄関に
毛布1枚で、追いやられているの・・・。マッチ売りの少女のようにかわいそうなルナ子・・・。


でも、この間は、だらしのない純子姉が、コートをおきっぱなしにして寝てしまったので、
ラッキーとばかりに、コートで、まーるい寝床を作ったので、とってもあったかかったわ。

人間用のコートって、ほんとに、あったかく出来てるのねー、感動したわー。
でも、翌朝、純子姉にこっぴどくしかられたのは言うまでもないけど・・・。

でも、コートを出しっぱなしにする純子姉がいけないんじゃないの・・・ねえ皆さん?

それでも懲りないルナ子が次の寝床に考えたのは、どこだったと思う?

仏壇のある和室のコタツの中よ。

ここは最高よねー。お布団は、ふかふかで厚みがあって、あったかいし、
仏様は見守っててくれるし・・・。ここで寝てると、とってもいい夢を見られるのよー。


「ルナちゃん。いつも神様は、ルナちゃんを見守ってますよ。
安心して、ゆっくり、あったかくして、おやすみなさいね」

って、女神様にやさしく抱っこされてるって感じ〜い?
お浄土とか、天国って、こういうところをいうのかしらねー。

・・・でも、目覚めると、厳しい現実が待ってるのよっ!
だって、和室は客間だから、ルナ子の進入禁止区域なの。
純子姉なんかに見つかった日には、大変なことになっちゃう!


だから、朝になって、純子姉やじいが起きる頃になると、玄関に戻って、

「ずっと玄関にいましたー」
って、顔をしなきゃいけないのよ・・・。

ところが、この間、朝寝坊しちゃったのよねー。失敗したわー。
見つかったのが、じいだったから、怒られないですんだものの、
そのあと、じいったら、早速、純子姉に告げ口をしたもんだから、
翌日からは、ぴったり和室のドアを閉められちゃって、お出入り禁止になっちゃったのよねー。


仕方なく、今朝は、階段の角の風のこない場所にルナ子用の毛布を移動させて寝ることにしたわ。


そしたら、純子姉と由紀子姉ったら、

「あら、ルナちゃんも、バカじゃないのね。
やっと、毛布を好きな場所に自分で敷く術を身に付けたのね」

ですって。じいは、じいで、
「夜中に階段を下りるときに、滑って転びそうになったじゃないか! まったく、困ったルナ子だ」
なんて、いうのよ。

ああ、神様!贅沢は言いません。
かわいそうなマッチ売りの少女「ルナ子」に、あったかく寝られる場所をくださいっ!!


純「カール(以前飼ってた犬)は、外の犬小屋で寝てたんだから、
それにくらべりゃ、ルナ子は充分贅沢だと思うけど・・・」

ルナ「私は、生まれたときからお家の中でお嬢様育ちなの! 
育ちが違う犬と比べないでよ! ルナ子にとって、玄関は、お外にいるのと同じなの!! 
カールのことなんて、ルナ子、知らないもん! 比較しないでよ!


ルナ子の目線に立って、ルナ子にふさわしい幸せを考えてほしいわ!

(J)



 2003年1月27日
マッチ売りのルナ?!

寒い毎日が続きますね。いかがお過ごしですか?

ルナ子は、あまりの寒さに、毎晩のようにこっそりコタツ布団にもぐりこんで寝ていました。
そしたら、じーじが、「かわいそうに」って、布団をくれたの。


とってもふかふかで気持ちいいので、すっかりお気に入りです。

自分のお布団で寝ていると、純子姉も、由紀子姉も優しく、布団を上からかけてくれるのはいいんだけど・・・。

「ルナ子の布団はきれいだけど、毛布がみすぼらしいよね。
毛布に包まって、首だけひょっこり出している姿は、なんだか、マッチ売りの少女みたいだよねー」

 なんていうのよ。失礼ね。

でもね、布団より、最近のお気に入りは、純子姉の膝の上なのよね。

純子姉は、謡のお稽古をするときに、あぐらをかくような格好をしているので、
足の間に割り込むと、超あったかいのよ。ついでに、純子姉が

「おーーぅぅぅ」
って謡っていると、「ボディソニック」か、「マッサージチェア」かって感じで、気持ちいいのよねー。

やっぱ、人肌のあったかさと、人間ボディソニックは最高よねー。


でも、純子姉は、めったに家にいないから、誰か、ペット用のマッサージ椅子を開発してくれないかなー。

(J)



 2003年3月17日
あー、怖かった!

皆さん、お久しぶりでーす!
あんまりご無沙汰なんで、ルナ子のこと、忘れていませんでしたー?
純子姉が忙しくて、ルナ子のおしゃべりを書き留めてくれなかったんですもん。
抗議は、純子姉にしてねっ!

ところで、今日は、皆さんに告げ口。
この間、久々に純子姉がキレて、富士山の噴火のように怒ったもので、
ルナ子怖くて、おしっこちびりそうになっちゃった。


純子姉って、普段、仕事のときはすっごく優しいらしいんだけど、
切れると、チョー怖いのよ。般若も真っ青って感じぃ?


というのも、ルナじいが、アパートのゴミ捨てをしていて、ぎっくり腰になって、2週間、寝込んじゃったのよ。

ルナじいって、とってもタイミングの悪い人だから、よりによって、純子姉が超忙しくて、
一週間に3回も出張が入っていて、土日もお仕事で休みがない時に倒れたのよねー。

しかも、今回は相当、重症で、トイレや食事のときも、起きるのがやっとやっとだったの。

ところが、そんなこんなで、大騒ぎの2週間だったのに、喉もと過ぎれば何とやら・・・。
やっと起き上がれるようになったルナじいは、アパートの資源ごみを出そうとしたらしいのよ。
資源ゴミって、皆さんご存知? 雑誌や新聞、ビン、缶なんかで、超重いのよ。


だから、純子姉は、最初はじいを優しくたしなめてたらしいのよ。
「これを機会に、アパートのゴミ出しはやめたら? 体を大事にしないと・・・」
って・・・。
ところが、優しく言っているうちは、ルナじいはへらへらして、
「いやー、でもなー、アパートの人、放っておくと、ちゃんとゴミを出さないから、
ゴミの管理の人から文句が出るんだよなー。はっはっはー」

って、純子姉の忠告を無視しまくっていたの。

そしたら、ついに、雷が!!!


「あのねー、アパートのゴミ出しして、また倒れたら、誰が面倒を看ると思ってんのよっ!
今回だって、出張が3日もあって、休みもないのに、看病させられた上に、
アパートの管理まで全部私がやったのよ! 私の身にもなってよねっ!

こんな生活が続いたら、私だって病気になっちゃうわよ!
私が病気になって倒れたら、他に誰が面倒を見てくれるっていうのよっ!
由紀ちゃんも、俊君も面倒なんて看てくれないんだからねっ!わかってるでしょ!
私の忠告無視して、ゴミ出しして倒れたって、もう、二度とあんたの面倒なんか、看てやらないから! 
痛くても苦しくても、アパートの管理だって、一人で何でもやるんだからねっ!
それでもいいなら、ゴミ出しでもなんでもしなさいっっっ!

第一、 「自分の体と私の体」と、「アパートのゴミ」と、どっちが大事なのよっっ! 
自分の出したゴミぐらい、自分で片付けて当然でしょっ!
もし、ゴミの管理人が文句つけてきたら、「娘に怒鳴られて、ゴミ出しできないんだ」って、言いなさいっ!」

だって・・・。


・ ・・怖かったよー。ほんと・・・。


さらに、あとで純子姉は、
「絶対、ルナじいより、先に死んでやる!
そうでもしなきゃ、私が家にいるありがたみなんて、誰もわかっちゃいないんだから・・・」

と、ぶつぶつつぶやいていたもんね。こわいこわい・・・・。

由紀子姉も、マジでびびってたよー。
この事件のあと、由紀子姉は真剣に、

「マジで、純子が倒れるか、いなくなったら、私がルナじいの面倒看なきゃいけなくなっちゃう!
そんなの嫌だから、さっさと、遠いところに引っ越さなきゃー」

って、考えこんだんだって。

ルナ子も、この日までは、
「ルナじいがかまってくれないから、さびしいさびしい!!ねえねえ、純子姉、かまってー!」
って、純子姉に、べたべた甘えてたんだけど・・・。

さすがにこの日は、いい子にしてました。

あー、ほんと、怖かった!

(J)



 2003年3月31日
猪突猛進

ルナ子は、誰に似たんだか、一つのことを考え始めたら、他のことが目に入らなくなるところがあるらしいの。


この間も、大好きな黒毛の彼の匂いを発見して、

「きゃー、今日は朝からラッキー!!黒毛くんの匂いだわ!
 きっと、ちょっと前に、彼はここをお歩きになっていたのねっ!
 ドキドキ!」
 と興奮しながら、幸せいっぱいで、匂いを嗅いでいたの。

そしたら、どうも、近所のマンションの管理人のおじさんが私に声をかけてくれて、
私の背中をなでてくれてたらしいんだけど・・・。


ルナ子、このおじさんが大大大大大好きなんだけど・・・。

この日ばかりは、黒毛の彼の匂いに気を取られて、全然、気がつかなかったのよねー。

純子姉は、
「これだけ、おじさんに、いい子いい子してなでてもらっているのに、気がついてないなんて、
あんたってば、ほんとに変!」

っていうの。

というのもね、そのあと、もう一つドジったのよー。

実は、黒毛の彼の匂いを心ゆくまで、堪能したあと、ルナ子はハッと気がついて、
「次は、マンションのおじさんにかわいがってもらうんだった!」
と、マンションに向けて、一目散で走り出したわけよ。
 
ルナ子の頭の中には、
「あの大好きなおじさんは、マンションの管理人室か、ゴミ捨て場にいるもの」
という構図があるわけ。
だから、マンションに向けて、ダッシュしたんだけど・・・。

・・・まさか、私の後ろに、おじさんがいて、私の後を追いかけてくるとは思わなかったわねー。
フェイントよー!


おじさんにも、純子姉にも、大笑いされちゃったわ。

「ほんとにバカだねー。ルナ子の大好きなおじさんは、すぐ後ろにいるっていうのに・・・」
 ですって。

ちょっと、近すぎて気づかなかっただけじゃない!
何も笑わなくったってさ!
「灯台下暗し」って、言葉、純子姉は知らないのかしらねっ。
あー、恥ずかしかった!

純「だって、ほんとに、ルナ子ってば、バカなんだもん・・・。
実家に由紀子がきて、さんざん遊んでもらった後に、
散歩に出て、由紀子家にいって、チーズもらおうとしたり・・・。

実家に由紀子がいるときは、由紀子家には、由紀子はいないって、
どうしてわかんないんだろうねー」

(J)



 2003年4月23日
今朝は、ルナ子は、ちょっと、むかつくことがあったの!

ルナ子のだーーい好きな「マンションの管理人のおじさん」のところに先客がいたのよ!

「ゆうちゃん」って柴の雑種なんだけど・・・。
お散歩で会うときは、おとなしくて、かわいい女の子だと思ってたのに、
まったく、ズーズーしいったら、ありゃしないのよ!

私の大好きなおじさんを横取りするなんて、ずるいっ!!

思わず、ムッとして、

「このおじさんは、私のものなのぉぉぉぉ! 
あんたなんか、あっちにいってよー!

おじさんは、誰にも渡さないんだからあああ」
って、飛び掛って、追い払ってやったわ! ふんっ! 

でも、ルナ子が他の犬にこんなにからむのは、初めてだったものだから、純子姉ったら、超ビックリして、


「ルナちゃん、やめなさいっっ!! 

いつもは、仲良しのゆうちゃんじゃないの!!今日は、どうしたっていうの?!」
って、超焦って、仲裁に入ったけど・・・。

女の嫉妬は、怖いのよっ! 

大好きなおじさんを横取りする犬は、絶対許さない!!!
ルナ子は聞き分けのいい女じゃないのっ!
おじさんの愛を独り占めするためには、ルナ子、鬼でも、蛇でも、
六条御息所でも、何でもなってやるーーーーうぅぅ!!!!


ふぅぅぅぅ・・・
でも、ルナ子の怒りに恐れをなしたのか、ゆうちゃんはお母さんと一緒に、帰っちゃったのよね。
やった!勝ったね!


そのあと、おじさんに目いっぱい、ぶりっ子して、尻尾振って、飛びついて、
スリスリしたのはいうまでもないことよ。


「おじさん、おじさん、ルナ子のこと、一番好きでいてよねー。
ルナ子が一番かわいいっていってー。他の子、かわいがっちゃ、いやー。
おじさんは、ルナ子だけのおじさんなんだからねーーー!!」

って・・・。

何事も、あとのフォローが肝心よ!

だって、こーんなかわいくて、素直に慕っているルナ子を見たら、
おじさんだって、まんざらでもないと思うのよ。


ちょっとくらい駄々こねたって、きっと、かわいく見えちゃうと思うのよねっ。

あー、やっぱり、かわいい顔と素直な性格に生まれて、得したー!


純 「すっごい、いい性格してる・・・・絶句・・・・」
由紀 「なんか・・・ルナちゃんって、愛人体質?

(J)



 2003年5月26日
ルナ子の大きな不幸

聞いて、聞いて、皆さん!

この間、ルナ子、ひどい目にあっちゃったのよ!
ガスレンジの工事の人がきたもので、ルナじいが、
「おまえは、悪さをするといけないし、邪魔だから、玄関にいなさい」
っていって、玄関に鎖でつながれちゃったのよ。

鎖につながれるなんて、ここ数年、ずっとなかったもんだから、ルナ子、パニックになっちゃって、
「何するんだよー!!!バカヤロー!!
人でなしー!!!自由にしろよーーー!!
ひどいじゃないのー!!」
っていって、20分くらい、叫びまくってやったわー。
さすがに近所迷惑だと思って、ルナじいも根負けして、自由にしてくれたけど・・・。

病院で点滴につながれるのが嫌で、抜いてしまうおじいちゃんおばあちゃんの気持ちが
よーーーくわかったわー。

あー辛かった!!

でもね、不幸な出来事は、まだ続いたのよ!
その数日後に、家の隣のOO会社で、大々的な工事があってね。
休日だっていうのに、朝の9時から、ずーーーーーっと、すごい騒音と振動だったの。
震度3の地震が朝から晩まで続いているか、はたまた、
延々と電車が走りつづけている、線路際の踏み切りの傍にいるような状況を想像してみてーー!

それだけじゃなく、シンナーと、埃の匂いも充満しているし・・・!

純子姉と由紀子姉は、
「こんな家にいたら、気が狂いそうだーーーー!!!
週末に急ぎでやる仕事が残っているけど、とてもできそうにないっ!!!

どうせ、苦情をいっても、工事は中止にはならないんだし・・・。
外に遊びに出たら、仕事ははかどらないし、要らぬ金は使ってしまいそう。
よその工事のために損するのは、すごくシャクだけど、意地張って、
一日嫌な思いをするのはもっと不幸だから、さっさと脱出しよう!!」

って、鎌倉に遊びにいっちゃったのよねー。

いいわよねー、人間は!
嫌なことから、逃げる手立てがあってサー。
仕方ないから、ルナ子は、仏壇の前で、ナムナムしながら、修行することにしたわー。
「心が平静であれば、どんな騒音も、右から左に通り抜けていくだけであーる。
災いが起きるときには、災いに合うがよく候。これが災難を避ける一番の良法なり。
苦悩は、自分の心が生み出す・・・」

うーん、ルナ子、良寛様に弟子入りできるかも?

(J)



 2003年6月16日
夏のサンタクロース

ルナ子です!

いよいよ、夏到来って感じですね。
ルナ子は暑いのが嫌いなので、最近は、「お散歩に行きたくない病」にかかっています。
なので、散歩に誘われても、面倒なので、家の外に出たとたんに、べったり座り込んで、
「かゆ、かゆ、かゆ」
って、体をぽりぽり掻いたり、なめなめしたりしながら、ハンストしているの。

すると、純子姉は、気が短いから、

「だったら、いかなくてもいいわよ・・・仕方ないわね」
といってくれるので、ラッキーとばかりに、家の中に戻るのよ。
「そうやって、運動をしないとデブになるわよ」
といわれても、嫌なものは嫌なのよねー。

普段、純子姉は患者さんに、

「嫌なことは極力避けていいんですよ」
といってるんだから、家でもルナ子にそういって欲しいもんだわ。

ところで、先日、純子姉はまるで、サンタクロースのように、でっかい袋を背負って帰ってきたのよ。そして、帰ってくるや否や、袋をごそごそ開いて、
「ルナちゃん、ほら、見てごらん!ルナより、何倍もおっきいよ!
ほらほら!
ルナもビックリだけど、ゆいゆい(俊之兄の娘の結奈ちゃん)がきたら、きっとビックリするよねー
ふふふっ。楽しみー」
なんていいながら、中身を見せびらかしはじめたんだけど・・・。

なんだったと思います?

袋の中身!

巨大なクマとイルカのぬいぐるみだったんですよー。
特にクマなんか、ゴールデンレトリバーのモモちゃんとタメはれるぐらいデッカイのよ。
もう、ビックリ!! 
あまりデカくって、怖かったものだから、玄関の隅まで逃げこんじゃったわ。

なんで、あんなもの買ってきたのかしら??

「だって、ゆいゆいが、
「おばちゃんのお家に行くと、大きなクマさんとイルカさんがいるんだよねー」
とか、そのうち、言うかもしれないじゃない?
そういう楽しみがあるお家って、行くのが楽しみになるでしょ?」
だって。

純子姉も、叔母バカよねー。

(J)



 2003年7月28日
こんにちは、ルナ子です。
とても過ごしやすい毎日ですね。

毎年、夏はクーラーがないと生きていけないルナ子としては、
こんなに涼しくて気持ちのいい夏は初めて!
純子姉は、「まるで、北海道の夏みたい」といってるわ
北海道って、とってもいいところなのね。
ルナ子も北海道のお家にもらわれていけばよかったなー。

ところで、純子姉と由紀子姉は、最近、ルナ子のことを
「我が家の犬神ちゃん」と呼ぶの。
なんでも、最近読んだマンガに、ルナ子に似た犬の神様が出てきたんだって。
ちなみに、赤石路代さんって人の「巫女さんが主人公」の話よ。
純子姉は赤石さんのファンで、文庫の解説も書いてるのよ。知ってた?

うちの姉達って、すっごいミーハーだから、すぐ、マンガに影響されるのよねー。
だから、しょっちゅう名前が変わって、いろんな名前で呼ばれるのよ。
お陰で、本名がなんだか、忘れちゃったわ。
(ちなみに、本名は「瑠菜」よ!)

ま、でも、ルナ子、飼い主に似て、アバウトな性格だから、なんでもいいんだけどね。
なんて呼ばれても、呼ばれてるなーと思うと、ちゃんと振り向くわよ。

名前が何でも、呼ばれたときには、
「呼んだ?ねえねえ、呼んだ?」
って、擦り寄っていけば、「いい子いい子」してもらえたり、おやつもらえたりと、得なんだもーん!

いい性格してるでしょ?
このアバウトさが、幸せの「ひ・け・つ」!


(J)



 2003年9月1日
ルナ子ファンの皆さん、御無沙汰してました!
「最近、ルナちゃんのページが更新されないから、寂しい!」
って、お便りくださった皆さん、ありがとーーー!!

純子姉も、由紀子姉もなんだか、大忙しな上、私が毎日食っちゃ寝,
食っちゃ寝の変わり映えのしない生活をしているもんで、お話を書いてくれないのよー。


ところで、この夏は、夏らしくない夏でしたよね。
お陰で、ルナ子は夏バテしないで済んでラッキーでした。
ついでに、いつもだと、あちこち蚊に刺されて、刺されたところがただれて、
全身500円ハゲ(10円よりずっと大きいハゲなの!)だらけになるんだけど・・・。

今年は、2コで済みました!
ルナ子、案外デリケートなのよ。
純子姉は、
「あんた、人間だったら、きっと、アトピー体質かもね」
なんていうくらいなのよ。

ところで、今日は久しぶりに、近所のサオちゃんに会ったの。
サオちゃんって、ルナ子がひいきにしている2歳の女の子よ。
ふんふんふん、って、サオちゃんの匂いをかいで、チューしてあげたんだけど・・・。

それを見てた、純子姉があとで、こんなことをいうの。
「ねえねえ、ルナちゃん。
確か、数日前、さっき、サオちゃんにしたのと同じように、
ふんふんふんって、宙の匂いをかいで、

 「わおっ、わお、わおっ、くくくん・・・・」
って、お話してたよね?
犬って、霊とかも見えたりするっていうけど・・・ルナ子も見えるの?
ねえねえ、それって、もしかして、これから生まれてくるかもしれない私のお友達のWちゃんの赤ちゃん?
ねえねえ、ルナちゃん、答えてよー!!!」

純子姉、ほんとに、Wちゃんに赤ちゃんができるのを楽しみにしてるみたいなのよね。
でも、教えてやらないんだもーーーん。
ルナ子だけのひ・み・つーーー!

(J)



 2003年9月29日
皆さん、すっかり秋らしい季節になりましたねっ。
涼しくなって、ルナは食欲旺盛、元気にお散歩の距離も伸びています。

ところで、週末、ルナはボランティアに励んでました。
何のボランティアか、ですって?

それはもちろん、純子姉が「ひとりごと」にも書いていたように、
俊之兄ちゃんの娘の結奈がきたので、ルナ子が相手をしてあげたのよ。


ほら、ルナ、一応、お姉さんじゃない?
だから、目に指を突っ込まれても、頭をたたかれても、尻尾を踏まれても、
背中に乗られても、じっと、忍耐の2字で耐えていたのよ。

えらいでしょ?

そればかりか、公園にお散歩にも連れて行ってあげたの。
ちゃんと、結奈が転ばないように、お散歩用の綱を引っ張り過ぎないように、
結奈の歩く速度をときどきチェックしながら、歩いてあげたのよ。

これって、簡単なようでいて、なかなか気を使うんだからー。
決して、ルナが、歩くのが面倒くさかったわけではないのよっ、絶対の絶対にっ!

さすがの森津家の人々も、今回はルナのことを見直したみたいで、
「ルナは、コンパニオン・アニマル向きだって、純子のお友達のWちゃんが言ってたけど、ほんとだわねー。
 なにされてもおとなしくしてるし、吠えないし、噛みつかないし、
歩く速度も赤ちゃんにぴったりだから、ちょうどいいわー」

ですって。

失礼ね、これでも、私、ちゃんと、お姉さんとしての自覚をもって行動してたのよ!
ご褒美、ささみジャーキー一枚じゃ、つりあわないと思うのよねー。

でもまあ、ルナ子はお姉さんだから、許してあげる!
それに、昨日は、大好きなマンションのおじさんに、
「ルナちゃんの背中には、天使の羽の模様がついているんだね。
ルナちゃんは天使の犬だね」
って、褒めてもらっちゃったもーん!

ふふふっ!わかる人には、ルナ子が天使だって、ちゃんとわかるのねー。
天使の心を持ったルナは、また、結奈がきたら、優しいお姉さんになってあげるんだもんねー。

(J)

 これが、天使の羽よ♪ 可愛いでしょ?


 2003年11月6日
こんにちは、御無沙汰してました。ルナ子です。

最近、すっかり食欲の秋で太っちゃって、近所のおじさんからは、
「ルナちゃん、医者の家の不養生じゃないの?」
とか言われてしまいました!
なので、純子姉は私と散歩に行くのが恥ずかしいらしいです。
でも、そういう体質なんだから、仕方ないじゃないのよねー?

ところで、この間は、ルナじいと散歩だったので、ストレス発散に、やりたい放題やっちゃった!

じいが、近所のおばさんに御挨拶している間、ルナ子のことを放って置くもんだから、
頭にきて、散歩綱の上にたっぷりおしっこをひっかけてやったわ!

じいは慌てたけど、ルナ子を独りぼっちにしておくじいが悪いんだもーん!
 
で、仕方なくじいは、公園の水道で、綱を洗い始めたんだけど・・・。
ありがたいことに、じいは、ルナ子のことを自由にしてくれたのよねー。
ラッキーと思って、ひたすら公園を走りまくって、遊んじゃったわ。

うちの近所の公園って、実は犬を放しちゃいけないことになっているのよ。

だから、純子姉と散歩に行くときには、
「ルナ子は公園で遊んじゃいけません!」
って、厳しく言われるものだから、公園で遊んだことってなかったのよねー。

でもね、ルナ子、一度、お砂遊びをしてみたかったのよー。

だって,小さい子達が,いつも楽しそうに遊んでいるのを見て,すっごくうらやましかったんだもん。

砂場って気持ちいいのねー。

なにより、ウンチをするのに最適!!
で、気持ちよく用をたしてたら、じいが、
「ああっ!綱をきれいにしたそばから、またやられた!!!」
って、叫んでたわ。
 
でも、出物腫れ物、ところ嫌わずっていうじゃない?
しょうがないわよねー。

ちなみに、この話を後で聞いた純子姉と由紀子姉は、二人で大笑いして言ってたわー。
 「じいも懲りないよねー。
何度も、ルナ子に脱走されて、大変な目にあっているのに、学習しないんだから・・・。
学習しないから、何度も、ひどい目に合うのにねー」

(J)



 2003年12月1日
こんにちは
いよいよ、師走。平成15年も、一ヶ月で終わりですね。

12月生まれのルナ子はまた一つ年をとってしまいました。
ううう・・・悲しい!

ところで、先日、ちょっと変わったことがあったのよ。

由紀子姉が、肩こりがあまりにもひどいというので、純子姉が気功とマッサージをはじめたの。
そしたら、由紀子姉は
「なんか、手を当てているところに静電気が走っているみたい!!」
とか、言い始めて・・・。

純子姉が、冗談半分に、
「霊がついてたりしてね」
とか言いながら、除霊の真似事をしたのよ。そしたら、由紀子姉が驚きの声をあげて、
「えー、不思議、不思議!!
ほんとに、一回払ってもらうたびに、肩がぐんぐん軽くなるよ!!
えー、ビックリ!!」
とか、叫んでいるのよ。

なんか、二人がきゃーきゃー言っているから、ルナ子もリビングに顔を出してみたら、
確かに、由紀子姉の周りに会った、禍々しい空気がなくなっているじゃない!!


実は、みなさんだけに教えるけどね、この日、由紀子姉の周りには、妙な霊がいっぱいついてたのよ。
ルナ子には見えちゃうから、怖くって、近寄れなかったの。

でもね、純子姉が除霊したら、変な霊がいなくなったからホッとしたわー。

で、すっかり安心して、由紀子姉に甘えていたら、由紀子姉と純子姉ったら、
「な、なんか、急にルナ子が、擦り寄ってきたよ。
そういえば、時々ルナ子は空に向かって吠えたり、クークー甘えたりしていることがあるし・・・。
もしかして、ルナ子って、実は、霊能犬だったりしてー」
だって!

ふふっ、バレちゃったかしら?

ルナ子、耳はちょっと遠いけど、霊能力だけはあるのよねー。

(J)



 2003年12月8日
こんにちは,ルナ子です!
もうじき,クリスマスですね。
皆さんは,もう,クリスマスプレゼントは買いましたか?

 
純子姉は大量にクリスマスカードを買い込んでいたけど・・・。
ルナ子は、カードより,おいしいチーズのプレゼントのほうが嬉しいんだけど,
わかってるかなー?ちゃんと忘れず買ってきてくれるかな?


ところで,食べ物といえば・・・。
うちのじ〜じが,ルナ子に超失礼なことをしたのよっ!
この間,ふと,ルナ子用のドックフードのパッケージを見たら・・・
なんとなんと、「7歳からのシニア犬用」って書いてあるじゃない!!

ひっどーい!
ルナ子,数日前に,やっと7歳になったばかりなのに―ぃぃぃ!
それまでは,若者だったのよー。
なのに,なのに,「シニア」呼ばわりするなんて,ひどいわよー!!
いくら,太り気味だからって,こんなに可愛いルナ子を,
「中年太り(シニアって,中年より年ってことよねっ!)」呼ばわりしたってことー?
許せないわー!!


悔しいから,1日間ハンストして,ご飯を拒否してやったわ!!
・・・でも,冬場ってお腹すくから,1日しか続かなかったんだけどね。

あーん,超悔しい!
じ〜じのばかあ!くすんくすん…

(J)



 2003年12月22日
こんにちは。

もうじき、クリスマスですね。
みなさんは、どんなイブをお過ごしの予定ですか?
誰かに、「メリークリスマス!」って、言えるだけでも、幸せなことですよねー。

でもね、でもね、ルナ子には迷惑クリスマスなの!
だって、由紀子姉が、
「せっかくだから、ルナ子もクリスマスルックになろうよ!」
といって、嫌がるルナ子に、無理矢理マフラーと帽子を着せようとするのよ!!

ほんとは、サンタルックをさせたかったらしいけど、
100円ショップのサンタ衣装が売り切れだったんですって。

まったく、やれやれよ。

チンドン屋やスーパーの犬だったら、サンタの格好をして、
歳末大売出しの手伝いでもしなきゃいけないかもしれないけど・・・。

ルナ子は、「かわいい」のと「お昼寝」がお仕事なの!

やっぱ、冬はストーブの前でお昼寝が一番よね♪

よく寝るよい子のルナに、サンタさん、ささみジャーキー一年分、プレゼントしてくれないかなー♪

(J) 、photo(Y)




 2003年12月25日
今年も、一年間、ルナ子を応援してくださって、ありがとう!

クリスマスルックがかわいいって、ファンレターを下さった方々、ありがとう!!

来年も、楽しい話をいっぱいお聞かせしますから、よろしくお願いしますねっ!

幸せなよい年が、みなさんに訪れますよう、ルナも、ササミジャーキーを仏様と神棚にお供えして、ナムナムしてますねー。

よいお年を!ナムナムナム・・・・。

(J)