柴犬ルナ子のひとりごと (2012年) 
   2012年2月22日
天使学校入学

お久しぶりです、みなさん。

しばらくお目にかからないうちに、私は天使学校の入学試験に合格!
天の寄宿舎に引っ越すことになりました。

本当は1月中に引っ越そうと思ったのですが、
地上のおいしい食べ物をまだまだ食べたかったし、
私の真のかわいさをとことんアピールしたかったので、
神様にお願いして、1カ月だけ、引っ越しを伸ばしてもらいました♪

「もうじき引っ越すわよっ! 後悔のないように、とことん私をかわいがりなさい!」
と姉たちを脅すために、一度昏睡になってみせたら、効果はてきめん!
バームクーヘン、クッキー、チーズ、お肉、魚、牛乳…
私の好物をたんまり食べさせてくれるようになりました!!
やりー(^^)V

しかも、歩くのが大変になったので、大嫌いな散歩も
「いいよいいよ、辛いなら、行かなくて」 と全面パスにしてもらったし、
寝床でお漏らししても、全然怒られなくなったし…。
それどころか、
「姉、体が辛いぞよ! 私のパラマウントベッドになりなさい!」 というと、
すぐに抱っこしてもらえて、いい子いい子してもらえてサイコー♪

そして、姉たちが疲れてきた時には、うるうるのかわいい瞳で
ちょっと見つめてあげて、
「ずっとなでててくれると、ルナ子、ラクなのー。
なで続けてくれない? きゅーーぅ うん♪」 というと、
ずきゅんと一発、ハートを直撃♪ 

由紀子姉なんて、クラクラっときて、私にメロメロになっちゃったのよ、
うふっ♪
でも、必殺私のブリブリ見つめ大作戦も、クールな純子姉には
効かなかったけどね、 チッ。
(純「私には『サボらずになで続けろよー、ウェゥウェゥウェゥ』って聞こえたぞ!」)

ただ、それでも、純子姉も、
「15年間の中で、一番かわいい顔しているかもね」 と言ってたから、
やっぱり悩殺うるうる作戦はそこそこ効果あったのかしら?
体は少々辛かったけど、24時間姉たちが側にいて、
完璧に私のいいなりに動いてくれ て、
毎日おいしいものが食べられるのは、極楽生活♪ やめられませんわ♪

少々体調は悪くても、このまんまとことん長生きしてやろうかしら…と、
ルナ子的に は思ったんだけど…。
あまりにもこき使い過ぎたせいか、純子姉が倒れてしまったの(弱いわねー)。
そしたら、由紀子姉も相当まいってしまったらしく、
ついに、天国の「愛子母さん(姉たちの母ね)」と
「カール兄さん(先代のワンコね)」 がやってきて、
「ルナちゃん。それだけ姉たちに甘えたら、もういいでしょう?  
案内してあげるから、一緒に行きましょう。  
それに、今一緒に行くと、あなたの大好きなお兄ちゃん
(姉たちの弟のことよ)に最後に会えるわよ」 って、言われたので、
渋々、引っ越すことに決めたわ。

でも、話には聞いていたけど…。
愛子母さんって、私に負けず劣らず自己主張が強いわよね。
「ルナちゃんを迎えに来たのが、私だとわかるように、
引っ越し時間を私と同じにしなさい」 っていうのよ。

まあね、これから天国で世話になるんだから、少しくらい恩を売っとかないと…っ て、
言われた通りの時間に引っ越したわ。
お蔭で大慌ての引っ越しになっちゃったから、
いきなり呼吸が変わって、由紀子姉は 真っ青!
「びっくりし過ぎて、寿命が縮んだー!」 ですって。

純子姉は、
「根性ルナちゃんのことだから、絶対、呼吸が変わってから
(下顎呼吸になってか ら)、かなり時間がかかって
呼吸が止まるに違いない」 って思ってたみたい。
その予想を裏切ってやったのも楽しかったわ♪
やっぱり、ドラマは最後までスリルとサスペンスと
予想外のハプニングがないとね♪

そんなこんなで、今、ルナ子はお空にある天使学校で、
寄宿生活を送りつつ、休日に は愛子ママとカール兄さんに
天国の名所を案内してもらうことになってます。
本格的な天使修行をして、キュートなペット大天使様になれたら、
今度はあなたの近くへ幸せを届けに生まれ変わるかもしれません。
その時は、かわいがってくださいね!

でも、ルナ子はきまぐれだから、天使学校をサボタージュして、
姉たちの様子を見に行って、
「ルナ子天使のひとりごと」なんて書いちゃうかも?!
まあ、なんにせよ、地上にいる間、皆様には本当に可愛がって愛していただき、
ありがとうございました!
皆さまの幸せをお空で祈ってまーす♪

とりあえず、また会う日まで、バイバーイ♪