ひまわり先生のひとりごと (2001年10〜11月) |
2001年10月17日 |
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秋の会
気がついたら、もう10月ですね。
10月に入ってから、出張講演が続いたり、原稿の締めきりが重なったり、
私事で発表会があったりと、大忙しだったもので、独り言のアップもすっかり
ご無沙汰になってしまいまして、すみません。
来月からの、ひとりごとをお楽しみに・・・。
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2001年11月14日 |
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最近、すっかり、独り言の更新が滞ってしまいました。
あれもこれも書こうと思うことはあれど、なにかと忙しくて…。
いけませんね。
この1ヶ月くらいの間に、いろいろなことがありました。
中でも、私の中で一番のニュースは、友人のお茶会に出かけて、
着物デビューしてきたことでしょうか。
袴の着付けは、随分慣れたのですが、ちゃんとした着物で、しかも、二重太鼓なんて、
結んだことがなかったので、1週間前から、着付けの教科書と首っ引きで練習しました。
最初に結んだときには、目もあてられないくらい悲惨だったのですが、
4回5回と練習するうちに、だんだん、慣れてきました。
人間、切羽詰れば、なんでも出きるようになるもんですねー。
これを機会に、気軽に着物を着れるようになりたいものです。
ところで、最近「ルナ子の独り言」ばかりが更新されているのには、訳があります?!
私の周りで、最近、妙に、ルナ子のページがウケているのに加えて、
ルナ子が毎日、あきれるくらい、馬鹿なことをやってくれるから…。
昨日も、我が家のバカ娘は、こともあろうに自分の寝床の敷布の上におしっこをし、
平気でその上に寝ていたのです!いや、それだけじゃないぞ!
な、な、なんと、えさの器の中には、金色のかぐわしい匂いのする液体が!!
「ルナ子! おしっこは外でしなさいって、何百回いったら、覚えるんですかっ!
何度いってもわからない犬には、もう言いたくありませんよっ!」
と、怒る口調が、ついつい、どこかの誰かに似てきてしまう今日この頃…(はて、誰だろう?)。
ああ…、いけない傾向だ…。自己嫌悪…。
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2001年11月21日 |
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週末、沖縄へ講演に行ってきました。
1泊で、あわただしく帰ってきてしまいましたが、次は、離島などにもいって、
沖縄らしさを満喫したいですねー。
印象に残っているのは、「海ぶどう」!
初めて食べましたが、すごく面白い食感で、気に入っちゃいました。
あと、沖縄の獅子舞は、二人でやっているのに、ものすごく息があってて、びっくりしました。
それから、織物、染物も面白かったです。
ところで、今回、沖縄にいって、いろいろな人とお話をして、考えさせられることがありました。
まず、びっくりしたのは、
「沖縄は、男性は土地の人が多いけれど、お嫁にきている女性は、内地の人が多い」
という話。それと、「ダイビングをしたり、泳いだりするのは、土地の人よりも、
内地から来た人のほうが多い」とか。
また、観光スポットについても、実は、土地の人よりも、内地から移り住んでいる人のほうが詳しいのだそうです。
さらに、「沖縄のどんなところが素敵だと思いますか」と伺ってみると、
土地の人と、内地から来た人では、明らかに、好みが違うのは当然ですが、
それだけでなく、人それぞれで、かなり違うのです。
実は、私自身も、
「どこか、沖縄で観光に行かれたいところはありますか」
と、最初に聞かれたときには、
「うーん、別に、ものすごく、こういう場所が好きとか、これが見たいって、ものもないから、
なんでもいいやー」
と思っていたのです。でも、いろいろな人の話を聞いているうちに、
「そういえば、ダイビングは確かに楽しそうだけど、
以前、別の観光地で、乗馬を勧められた時ほど、「やってみたい!」
って気持ちにはならないなー。
それに、あちこちの珍しい建造物を見るよりも、土地の工芸品を見る方が好きかも…。
ついでに、工芸品の中では、陶器はあまり興味ないなー。
やっぱり、布、それも織物が好きかもー」
などと、実は、それなりに自分には、いろいろ好みがあることがわかって来ました。
好みを聞くだけでも、けっこう、その人らしさって、わかるもんですよね。
実は、最近、クリニックや講演会で、こんな質問をよくされるんです。
「私は、なにも特徴がない人間です。自分らしさっていうものが、よくわからないんです。
私には、私らしさなんて、ないんじゃないかと思うんです」
でも、実は、なにも特徴のない人なんて、ないと思うんですよね。
いろんなものの好き嫌いを考えてみて、それを人と比較してみるだけでも、
自分では気がついてない、特徴って、いろいろ見つかるような気がします。
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2001年11月26日 |
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先々週あたりまで、
「うーん、なんだか、世の中、平和だなー。
平和で、平凡なことが、一番いいことなんだけど、
なんだか、平和過ぎて、気が抜けそうだなあ」
と思っていたら、先週になったら、なんだか、私の周囲では、
怒涛のごとくいろんなことが起こって、いきなり、嵐のような毎日になりました。
しかし、忙しくなると、途端に、生きてる実感を感じてしまうのも、なんだか、寂しい性格なものです。
その「嵐」のような忙しい原因の一つになったのが、ひょんなことで、
ディズニーランドで、友人とフラメンコを踊ることになったこと。
おかげで、12月は、フラメンコも、お能もしっかり踊り納めができるありがたーい月になりました。
うーん、私の職業は、一体、なに?
ところで、話は変わりますが、最近、大人、子供を問わず、引きこもり、登校拒否、
出社拒否の相談が増えています。
子供にとっても、大人にとっても、生きにくい世の中になっているのでしょうか。
そんなことを考えていた今日この頃、たまたま、
お能のお稽古中に先生が、こんな話をはじめました。
「三匹の子ブタの話で、レンガで家をつくったブタだけが、誉められるなんて、おかしいですよね。
日本は木が多いんだから、木の家をつくったっていいし、
時間がないけど夜露をしのぎたいときには、すぐ作れるわらの家を作ればいいのに!
レンガで家をつくったブタだけが、オオカミに食べられなくて、えらいなんてことはないはずなんです!」
いきなりのぶっ飛んだ話に、生徒はみんなで大笑いしていたのですが、
でも、いわれてみれば、「なるほど、その通りっ!」って感じがします。
日常生活も教育も、もっと、その人らしさやその人のいいところを大切にして、
その人が成し遂げたことをしっかり見て、誉めてあげられたら、みんな元気になりそうですよね。
以前、画家になりたかったけど、親に反対されて、画家になり損ねた友人が、
こんなことをいったことがありました。
「ひまわりの絵を描きなさいっていわれて、タンポポのような絵を描く子がいても、
「よくかけたね」って誉めてあげたいな」
そんな教育ができたら、引きこもりや登校拒否、出社拒否も、少しは減るかもしれませんよね。
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