ひまわり先生のひとりごと (2001年4月) 
  2001年4月9日
ここのところ、いろいろイベント続きだったので、書きたい話題はたくさんあるのだけれど、
いかんせん、忙しくて、書く暇がありません。
書きたいことのメモ書きばかりが溜まる毎日です。

ひまわりのホームページは、あまりにも、内容が煩雑になってきたので、
近日中にリニューアルを目指しています。
「公的な部分はよりわかりやすく、使いやすく。私的な部分はより大胆に遊べるように」
を目標に、秘書織田が、目下悪戦苦闘中です。 楽しみにしていてください。

ところで、最近の話題を2つほど……。

(話題その1)

先週、小学校時代の友人たちと、ミニ同窓会をした。
昨年放送された、NHK「ようこそ先輩」がきっかけで、小学校時代の同級生と連絡がとれ、
今回のミニ同窓会の企画ができたわけだ。
ところで、小学校以来久しぶりに会う友人というのは、なかなかいいものだ。
町でであったら、知らずに通りすぎてしまうくらい、お互い知らない人同士になっているのに、
ちょっと話をしただけで、なんともいえない親近感がわいてくる。
久しぶりに会う同級生たちは、みんな、長い年月の中で、いい形で年を取っているのを感じた。

面白かったのは、同じ時期に同じ場所で、同じことを体験していたはずなのに、
「感じていたこと、印象に残っていること」がすごく違っていたこと。なんだか、とても新鮮に感じられた。
一つ残念なことは、小学校のとき、私がすごく仲が良かった人達の連絡先がわからないことだ。
同級生達と話をしていて、「OOちゃんや、**くんは、今ごろどうしているかなあ……」と、
会いたい気持ちでいっぱいになった。
なんだか、小学校時代にタイムスリップしたような楽しい数時間だった。

(話題その2)

先日の迫力ある鍋パーティ(過去の「ひとりごと」参照)の後、クリニックでこんな話をしていた。
「世の中にはいろいろな人がいるよねー。一番、パワフルな友達は、動物にたとえたら、
ジャガーって勢いかな。いつも変わりなく、エネルギッシュに、ジャガーって活動できるのが、
すごいんだよね。尊敬しちゃう!
それに比べるとさー、私ってばさ、ここぞっていうときには、すっごいエネルギー出すくせに、
普段は、超ポヤーンとしてたりするじゃない?
そうすると、私って、ウサギの皮をかぶった、オオカミさんって感じかしら?」

すると、すかさず織田が口を挟んだ。
「いーえ、先生は、ウサギの皮をかぶったライオンです! 動物占い、ライオンじゃなかったでしたっけ?」
「ううん、オオカミ」 と私。
「え、でも、なんか、別の動物占いでは、ライオンになったこと、ありましたよ!
私、すっごくピッタリあってる!と思ったから、覚えてたんだから!
それに、ライオンって、ひまわりの花にも似てるから、ちょうどいいじゃないですか」
と、織田嬢はのたまう。

「なるほど!うーん、でも、ウサギの洋服を着たライオンのぬいぐるみとかあったら、かわいいかもね」
なんて、妙に私がノリノリになっていたら、たまたま、来ていたうちの妹が、
なにやら、さらさらとイラストを描き始めた。
「著者近影」と描かれたそのイラストは、まさに、ウサギのカッコをしたライオンのぬいぐるみ!
なかなかこれがかわいい! 
「まさに先生そっくりです!!」 と、スタッフ一同。

「ひまわり」で、大ウケしたこの「らいおんウサギ」、近日、新しいホームページに登場予定!
こうご期待!

※ 2011年 追記・・・現在、ブログの著者紹介画像として使っています♪



 2001年4月16日
先日、生まれて初めて、能楽堂の舞台に立った。

本物の能舞台に立つなんて、もちろん初めての経験だから、朝から相当緊張していて、
心拍数は80-100の間を行ったり来たり。
朝から、ずーっとマラソンをしているような体の状態だった。
でも、自分では、緊張しているとあまり思いたくなくて、心の中で、
「私は緊張してない。緊張してない」と言い聞かせていた(緊張してない人間は、そんなこと、
言い聞かせたりしないのにね)。

一番不安だったのは、本物の能舞台なんて、一度も立ったことがないのに、
リハーサルなしで、本番を迎えなければならないことだった。
舞台の形は、客席から見てわかってはいても、実際に舞台に上がってみると、
やはり、全然感覚が違う。ちょっとした幅や、奥行きがお稽古用の舞台と違うし、
舞台の後ろに地謡の先生方や、次に舞を舞う人たちが控えているので、距離感覚が
微妙に狂ってしまう。まず、最初の立ち位置からして、「ほんとに、ここでいいの??」
と、わからなくなってしまった(実際には、かなり後ろ目に立ってしまった!)。
ついでに、舞台はかなり高かったので、端っこに行くのが怖くて、ついつい、
舞台も小さく使ってしまったし……・・。

そんなこんなで不安だらけだったわりには、まあまあ、アガらずにすんだのは
不幸中の幸いだった(少なくとも、フラメンコの舞台よりは、アガらなかった)。
心配していた、「扇子を落とすこと、閉じ損ねること、声が嗄れること」もなく、
無事に終わってよかった、よかった。
 
ところで、私は傍から見ると、絶対アガらない性格に見えるらしい。
しかし、決して、そんなことはない! 講演会、テレビやラジオの出演については、
今でこそ、ほとんどアガることはなくなったが、それは、単に何回も経験して、
慣れができてきたからに他ならない! 最初の頃は、メッチャメチャあがっていたのだ。

だから、お能やフラメンコについても、もう少し、自分に余裕が出てくれば、多分、
アガらなくなるとは思うけれど、もう、しばらくは、「あがり症」と付き合わざるを得ないだろうなあ。
ああ、余裕のある人間に早くなりたい……。
 


 2001年4月18日
発表会後日談 その2

発表会の後、いろいろな感想が寄せらたのだが、そのほとんどが、
「周りの人たちが、「若いっていいねぇ」といっていたよ」とか、
「なんか、ずいぶん若い子が出てきたねぇ……って、いわれてたよ。ほんとに若く見えたもん」
というものだった。たぶん、私のまわりが年季の入った諸先輩方だったからだとは思うけど……。
でも、あまり、「若い子だね―」という声ばかりが、会場から響くので、友人はよっぽど、
「若そうに見えますけど、ほんとは何歳だと思います?」
って、クイズを出そうかと思ったそうだ。

ところで、いろいろ寄せられた感想のなかでも、大ヒットだったのは、
「講演会などで出会うあのやさしい森津先生が、著書にかかれていたように、
昔、下手な学校の教師に食ってかかったというのは、どうしても信じがたかったのですが、
事実だったんだと悟りました。 いやあ、ビックリ仰天で、昔スケ番だったのではと思いました」
というもの。いやー、みんなで、大笑いしました。

そうです。最近、パワー全開で怒ることなんて、全然なくなっちゃったけど、
私を本気で怒らすと怖いんだぞー!
我が家のアホ犬「ルナ子」も、わがままな患者さんも、私に怒られると一発で素直になるもんねー。
 
話は変わるが、発表会では、いろいろな発見もあった。
一つは、カルチャーで一緒のクラスだったMさんが、しばらく見ない間に、
すごく上達していたこと。彼女は集中力があるせいか、自分なりに、すごくいい世界を
作り上げていて、とてもいい舞をしていた。友人と一緒に
 「自分の世界が作れている人って、見ていて感動するね」なんて話をした。

同じ理由で、年配の方々の舞も味わい深かった。
決して上手ではなくても、その人の生きてきた年輪が感じられる舞には感動を覚える。
スペインの年をとったおばあちゃんが、楽しそうによたよたした足取りで、
フラメンコを踊る姿とダブって、
 「ああ、どこの国でも、みんな同じなんだなあ。私もこんな風に、楽しく、年をとりたいもんだなあ」と思った。

ところで、発表会が終わって、お能も通常のお稽古に戻った。
次の課題曲は久しぶりの女物。
なんと、調べてみたら、「羽衣」以来、9ヶ月も「女」になってなかった! 
自分が、女であることを忘れそうです。
今回は、「船弁慶」の「静御前」だから、めいっぱい、恋する女になろうっと!
……といっていたら、よこで、妹が一言。
「・・・似合わない!」



 2001年4月25日
おかげさまで本日、無事、ひまわりホームページ、
リニューアルオープンいたしました。
秘書織田の苦労の作品をじっくり見てやっていただければ幸いです。

大きく変わった点は、診療情報と遊びのページを
きっちり分けたところです。ひまわりの診療情報が少しでも
的確に伝わってくれればと、思います。

また、遊びのページはかなり大胆に遊べるようにと、
これまた、織田が知恵を絞って考えてくれました。
工事中のページは、多々ありますが、順次、アップして
いきますので、楽しみにしていてください。
ちなみに、ホームページの更新は、月曜、水曜が多いので、
ぜひ、この曜日を狙って、アクセスしてくださいね。
 
織田談
「院長先生ったら、新しいHPを作るそばから、
ガンガン原稿書いて、「これもアップしてね!」
ってプレッシャーかけるんだもーん。たいへ―ん(笑)」





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