ひまわり先生のひとりごと (2001年5月) 
  2001年5月7日
GWもあっという間に、終わってしまいました。
お休み中、普段できないことをあれもこれもやろうと
考えていたにもかかわらず、計画の半分も実行できないままに、
終わってしまいました。
それでも、今年は、フラメンコの発表会に出ることを
やめたおかげで、随分、ゆったり自分のペースで過ごせた気がします。
 
同じクラスの子達が、ヒーヒーいいながら、
発表会前の追い込み練習に余念がない姿を見ながら、
「うーん、これだけ練習しないと、落ちこぼれそうだ」
と焦りつつも、やはり、ゆったり過ごせたGWの存在はありがたかったです。

ところで、たまには仕事の話を……。
今度、6月ごろから、「女性自身」で、
「誌上ひまわりクリニックの人生相談」というコーナーが
始まることになりました。

最近、「ひまわり」に寄せられる相談でも、
がんの相談ばかりではなく、日常生活のちょっとした
悩み相談が、数多く寄せられるようになってきました。
日常生活の中のちょっとした悩みって、
「病院やカウンセリングルームにいくほどじゃないけれど、
でも、私にとっては、かなりかなり、毎日の生活が
左右されるような重大な問題」だったりするんですよね。

このコーナーを読んで、「そうかあ、私みたいな悩みを持ってる人、
いっぱいいるんだ―」とか
「こういう問題は、こんな風に考えると、ちょっと気楽なんだ!」
って、思えるといいなあと思ってます。



 2001年5月16日
「なんで、男性に縁がないんだろうね。
別に、結婚に関心がないわけじゃないんだけど、
どうも、これという人とは縁がないんだよね。
いい人がいたら、はやく結婚したいとずっと思ってるのに……。
縁のある人のところには、縁が転がっているっていうのに…・・」

最近、遊び仲間、妹など、周りにこういう気分の人が多い。
で、こういう話を聞かされると、私は即座に、
「それは、恋愛に関心があるとはいいながらも、
突き詰めていうと、恋愛に割くエネルギーが,かなり
落ちてるんじゃないの?」
と答える。

すると、きまって彼女たちは、
「でも、相手さえいれば、付き合うつもりはあるのよ」
と、反論する。でもでも、いろいろ、あれこれ追求して行くと、
「出会いたいけど、見合いも面倒だし、Eメール恋愛も面倒くさい。
知らない相手との合コンも面倒だし、
第一、仕事その他で、忙しいから、よほどのことがないと、
新しい行動をするのはおっくうなんだよね。
それに、相手ができると、自分のペースが乱れるしさあ……」
などとのたまう。

ある日なども、妹とこんな会話をしていた。
「最近、知り合ったメル友で、いい感じの人がいるんだけど、
会ってみようかなlっていう気に、ならないんだよね―。
なんか、面倒で……」

「ほーらほら、やっぱり、「恋愛したい」といいながらも、
「おっくう」なんじゃない!正直になりなさいってばっ(笑)。
私と、あなたの差は、「恋愛なんて、面倒、おっくう」って思ってる自分を認めてるか、
認めてないかだけの差よ(笑)。
恋愛は、エネルギーがいるんだからぁ!
仕事ややりたいことがいっぱいで、恋愛するのが面倒だって
気持ちがあるから、結婚できないんじゃないのー。
ほんとに相手をゲットしたい人は、私達が仕事にかけてる
エネルギー全部を恋愛に注いでるんだからさー、
差はないようで、ちゃんとあるのよ―」

それでも、妹は、さらに反論する。
「いや、でも、アダルトチルドレンの影響で、成功が怖いのかも……」
「いーや、単なる「おっくう」だって。
ほらほら、今の自分の生活、崩したくないんだって、
認めちゃいなさいよ。そのほうが、楽だからさあ」

と、毎日が楽しくて仕方ない私は、周囲のものを
ますます縁遠くなる道へと引きずりこむのであった?





 2001年5月23日
先日、フラメンコの発表会がありました。
今年は、諸事情があって、参加せず、見学に徹したのですが、
いろいろ発見がありました。

まず、見学に回ったことで、客観的に自分を見つめる
いい機会になったこと。
同じクラスの友人たちを見ていて、
「ここは直したほうがいいなあ」と思うところは、
自分にも共通する欠点だと思いました。
逆に、「へえ、ここは全員、とてもうまいなあ」と思うところは、
きっと、自分もちゃんとできているところ。

よく、発表会の終わった後って、見に来てくださった方が
とても誉めてくださるのですが、案外、誉め言葉ばかりだと、
「お世辞で言ってくれているんじゃないか?」と、
私などはかえって不安になってしまうんです。
問題点を指摘しつつも、誉めてくれる人の言葉は、
素直に受け止められるのですが……。

でも、今回、客観的に自分のクラスを見たことで、
「ああ、私もみんなと同じように、ちゃんと上達しているんだ」と、
自分のできている部分を素直に評価でき、自信がつきました。
それから、もう一つ、大事だなあと思ったのは、
一つ一つきっちり練習することの大切さ。
そんなに難しくない振り付けをやっていても、一つ一つ
きれいに踊れているクラスは、とても上手に見えました。

最初のころは、あれもこれも…・とたくさん曲を習いたくて
仕方なかったけど、しばらくは、きれいに自分らしく踊れるような
練習をしたいなあ、と今回見学して、つくづく思いました。

ところで、その後、お能の方はやっと「静御前」で、女役が
回ってきたと喜んでいたのもつかの間、お稽古は二回で
終わってしまい、次はまた、「敦盛(クセ)」で、男に
舞い戻ってしまいました……。
私ってば、そんなに、女役が似合わないかしら…ううっ、くすん!

ところで、日取りはまだ決まってないのですが、6月くらいから、
「女性自身」で、連載の予定です。みなさん、見てやってくださいね。





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